スーパーの魚は購入後何日持つんだろう・・・
魚をスーパーで購入したはいいものの、何日持つのか、または、魚を丸々1匹買いしたいけど、鮮度の見分け方がよくわからない、という方も多いかと思います。
この記事ではスーパーの魚は購入後何日持つのかや、日持ちさせる保存方法を知りたいという人の為に、スーパーの鮮魚コーナーで10年以上魚を捌いている筆者が、詳しく解説していきます!
スーパーの魚は腐るとどうなる?
まず、スーパーで購入した魚の鮮度が落ちるとどういう状態になるのかを知っておきましょう。
鮮度が落ちた魚を食べたことが原因で食中毒の症状が出て苦しむ危険性もあるので、注意が必要です。
見た目・触った感じ
まず、見た目や触った感じで確認できるのはこちら。
- 表面がヌルヌルする
- 触ると糸をひく
- 白い膜が張っている
- 黒目がなくなって目全体が白く濁っている
表面がぬるぬるしていて糸を引いていたり、魚の黒目がなくなって濁っていたら要注意です。
臭い
続いて臭いです。
もし魚が腐っている場合は、強烈な生臭さとゴミのような臭い、きついアンモニア臭が確認できます。
- 強烈な生臭さ
- アンモニア臭
- ゴミの臭い
味
そして、最後は味です。
魚の味付けとは別に、魚自体が酸っぱかったり、苦いと感じたら要注意。
食べるのを中断することをおすすめします。
- 酸っぱい
- 苦い
- 生臭さが強い
この中でも特にわかりやすい目安は、臭いです。
魚が腐ると冷蔵庫全体に嫌な臭いが充満しますので、すぐに処分しましょう。
スーパーの魚は何日持つ?
では次に、スーパーで買った商品の賞味期限は何日持つのかを考えていきましょう。
まず、原則として「賞味期限の記載されている商品は必ずその期日までに使い切る」のは絶対です。
それを基本に考えて、魚のいろいろな状態の大まかな賞味期限を見ていきましょう!
丸ごと1匹買いの場合
内臓つきの丸魚の場合はとても賞味期限が短く、長く持っても2日ほどと考えてよいでしょう。
これは、腐るのが早い部分が内臓からなので、腐敗が早く進んでしまうせいです。
逆に、内臓が抜いてある状態の丸魚はもう少しだけ腐腐敗が遅くなるため、2~4日持つ魚もあります。
切り身の場合
基本的に生魚の切り身の場合は3~4日の賞味期限になります。
では、なぜ切り身の賞味期限がこれほど短いのかというと、腐敗の原因は大きく分けて二通りあり、その一つが酸化という現象です。
酸化とは簡単に言うと、空気に触れていると物体の腐敗が進みやすくなることを言います。
つまり、切り身は空気に触れる面が多くなっているので腐敗しやすい状態なのです。
ラップをすれば腐敗しずらくなる理由も、空気に触れづらくなるため鮮度が持ちやすくなるのです。
鮮度の良い魚の見分け方
ここまでの記事で、魚がどれだけの賞味期限で腐敗するのかや、腐敗するとどうなるかの内容の紹介をしてきました。
次に紹介するのは、鮮度の良い魚をどうやって見分けるかの方法です。
丸魚の鮮度の見分け方
・目が透き通っている
・エラがきれいな赤色
・しっかりハリがあって硬い感じがする
・全体的にふっくらとしていてキレイな見た目
・目が充血、変色
・目がくぼんでいる
・エラが黒や灰色っぽく変色
・表面にシワが寄っている
・表面にあるぬめりが白い(元からぬめりがある魚のみ)
・全体的にハリがなく色が悪い
・ウロコがはがれているなど、傷がある
・臭いが強い
切り身の鮮度の見分け方
・身に締まりと弾力がある
・切り口にキレイな角がある
・血合いがきれいな赤色
・全体的に魚本来のキレイな色
・皮にツヤがある
・パック内にドリップが出ている
・身がゆるんだ感じで、切り口の角がダラっとしている
・ぶりなどの場合は血合いが黒ずんでいる
・全体が変色(鯖なら黒っぽく、ぶりなら白っぽくなど魚によって色が違います)
・皮の色もくすんでいる
スーパーの魚を消費期限後に食べる際の注意点
まず「基本的に賞味期限の切れた魚を食べないでください」というのが大前提です。
ですが、状況によって食べなければならない場合や、食べてしまった後に気付いてしまったという事もあると思います。
というわけでこの項目では、スーパーの魚を消費期限後に食べる際の注意点について紹介していきます。
魚は生ものであり種類も様々なので、賞味期限が切れから何日以内なら食べられる…などの明確な基準を設けることはできません。
しかし、魚は元々賞味期限が短い食材なので、実際より短めの消費期限が設定されている場合もあります。
ですが、期限を3~5日以上過ぎている魚を生で食べるのは危険です。
食べる前に必ず匂いなどをチェックしておきましょう。
注意点としては、賞味期限の切れた魚を食べる場合は必ずしっかり加熱してから食べましょう。
消費期限が切れた魚を食べる時には、絶対に生食は避け、しっかり加熱調理してから食べてください。
加熱するのであれば、焼いても煮ても揚げてもかまいませんが、魚の形状によって適した調理方法が異なります。
絶対に生の部分が残らないよう、しっかり加熱できる調理法を選ぶようにしてください。
スーパーの魚を日持ちさせる方法
購入した魚を少しでも日持ちさせる方法を、この項目ではいくつか紹介していきます。
生魚は常温に放置すると腐るのが早くなります。
更に、これから暖かくなっていくので注意が必要です。
特に夏は気温が高いので、持ち運び時にも注意しましょう。
魚を買ったら、お店に氷かドライアイスをもらって、保冷機能のあるバッグなどに入れて冷やして持ち歩くのがおすすめです。
買ってから食べるまでの鮮度を保つ保存方法
自宅に帰ったら、すぐに下記の下処理をしましょう。
- 魚をパックから出す
- 水洗い可能であれば水洗いをする
- キッチンペーパーで水気を拭き取る
- 内臓つきの場合は、内臓を取る
- きれいに洗う
冷蔵庫に入れる場合は、魚の下にキッチンペーパーを敷いてからラップをして保存しましょう。
次に、数日で食べ切れなかったり、量が多い場合は冷凍がおすすめです。
- 魚をパックから出し、水洗いが可能であれば水洗いする
- キッチンペーパーで水気を拭き取る
- ラップで包む(なるべく密閉して)
- ジップロックなどの密閉できる保存袋に入れる
- 空気を抜いて密閉し、冷凍する
なるべく早く凍らせると美味しさが保てるので、金属製のトレーなどがある場合は活用しましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はスーパーの魚は購入後何日持つ?などについて解説してみました。
これまでの内容をまとめてみましょう。
- スーパーの魚は腐ると匂いやぬめりが出てくる
- スーパーの魚は状態によるが2~3日なら持つ
- 鮮度の良い魚の見分け方は目のきれいさなど
- スーパーの魚を消費期限後に食べる際は必ず加熱する
- スーパーの魚を日持ちさせる方法は早めに冷凍するなど!
以上になります!
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