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アニサキスがいない魚の種類は?特徴や食べるときの注意点も紹介

「スーパーで買った魚にアニサキスがいた」そんな経験がある人も多いんじゃないでしょうか?

買った魚にアニサキスがいて嫌な思いをしたという方も少なくないんじゃないでしょうか?

この記事では、アニサキスがいない魚はどんなものがいるのかや、アニサキスがいた場合の注意点がわからないという人のために、スーパーの鮮魚コーナーで10年以上魚を捌いている筆者が、解説しちゃいます!

今回紹介する内容はこちら!

  1. アニサキスがいない魚の種類や特徴ってあるの?
  2. アニサキスがいる可能性が高い魚の種類は?
  3. アニサキスの見つけ方や食べる際の注意点はある
  4. アニサキスがいても食べられる魚の特徴

ではさっそく見て見ましょう!

目次

アニサキスがいない魚の種類や特徴ってあるの?

アニサキスのいない魚の種類や特徴はどんなものがあるのでしょうか?

ここでは、アニサキスがいない魚の特徴や、アニサキスのいる可能性の低い魚もしくは、いても安全に食べられる場合について紹介していきますね。

養殖されている魚

アニサキスは、アニサキスが含まれるクジラなどの排せつ物を食物連鎖でさまざまな魚へ広がっていきます。

なので、海中に生け簀を作った半隔離の養殖の魚はアニキサスが少ないと言われています。

つまり、その食物連鎖から外れた生け簀など隔離された場所で管理されて養殖された魚にはアニキサスは発生しづらいことが多いです

例…ブリやタイの養殖もの。

ただし、生け簀内入り込んだアニサキスを持った魚を食べてしまうことで、養殖魚でも感染がおこることがあるので、100%アニサキスがいないというのは難しいでしょう。

淡水に生息する魚介類

そもそも、アニサキスは、海でしか生存できない寄生虫なので、淡水では生息できません。

したがって、淡水に生息する川魚やカニなどにアニサキスの発生はありえないでしょう。

貝類など、アニサキスを食べることのない魚介類

海水域、淡水域を問わず、貝類にはアニサキスはいないと言われています。

というのも、貝類は共通してアニサキスに寄生された生き物をエサにする可能性が少ないからです。

貝類以外にもアニサキスを食べない食性の魚介類だと、海底の藻類を食べるはボラやナマコ、ホヤやウニはアニサキスはいないと言われています。

海底に生息する魚も、アニサキスがいる可能性が低くタコやアナゴ、ウツボやカニ類、エビ類はアニサキスの影響が少ない傾向にあります。

アニサキスがいる可能性が高い魚の種類は?

では逆に、アニサキスのいる可能性の高い魚はどのようなものがいるのでしょうか?

アニサキスの多い魚で体長30cm以下の小型のものだと

  • 活け造りで人気のスルメイカ
  • 関東周辺でよく釣れるアカハタ
  • 肝料理が人気のドンコ(エゾイソアイナメ)
  • 春が旬のニシン
  • 秋の味覚のサンマ

などがあげられます。

体長40㎝~80㎝の中型魚だと

  • 味噌煮などに使われるマサバやゴマサバ
  • 高級魚で人気のアカムツ(ノドグロ)
  • 高級魚のキンメダイ
  • 煮付けで人気のカレイ
  • アラ汁などで食べられるクロソイ

などがあげられます。

体長80cm以上の大型魚だと

  • 刺身の主役ホンマグロ
  • 刺身に欠かせないブリ
  • 鍋物に人気のアンコウ
  • 釣りで人気のスズキ
  • 日本の食卓に欠かせないサケ

などがあげられます。

アニサキスの見つけ方や食べる際の注意点はある?

アニサキスを見つける場合や、アニサキスのいる可能性のある魚を食べるときの注意点はどのようなものがあるのでしょうか?

ここでは、アニサキスの見つけ方や食べる際の注意点をまとめてみました!

アニサキスの見つけ方

アニキサスの見つけ方は、以下のような方法を用いるとわかりやすく見つけられます。

  • ブラックライトで照らす
  • あばら骨を切り落とし、内臓部分を確認する
  • 変色している箇所を入念に探す

アニキサスは内臓に潜んでいるため、内臓や周辺部のチェックは重要です。

アニサキスは筋肉部へ移動することもあり、移動した場合は肉が変色することがあるため、変色部分は十分に注意して見ましょう。

さらにブラックライトで照射するとアニキサスは青白く発光するので見つけやすくておすすめです。

死んだアニサキスを食べても危険な場合もある

加熱や冷凍によってアニキサスを死滅させれば、大抵の人は問題ありません。

しかし、アニキサスにアレルギーを持っている人は、死んだアニキサスであっても嘔吐や蕁麻疹などの症状が出ることがあります。

アレルギーのある人が何度もアニキサスを口にすると、症状が重篤化する恐れもあるため、死滅したアニキサスであっても口にしないように注意しましょう

アニサキスがいても食べられる魚の特徴

では、どうすればアニサキスのいる魚を安全に食べることができるのでしょうか?

情報をまとめてみました!

  1. 中心温度60度で1分以上加熱した場合…中心温度が60度以上、1分以上の加熱条件でアニサキスは死滅します。
  2. マイナス20度で24時間以上冷凍した場合…マイナス20度以下で24時間以上冷凍するとアニサキスは死滅します。
  3. 乾燥させた場合…アニサキスは乾燥に弱いため、干物などは食中毒が起こりづらいです。
  4. 釣った直後に内臓を取り除いた場合…魚が死ぬと、内臓から筋肉部分へ移動を始めます。釣った直後に内臓を取り除けば、アニサキスで食中毒になる可能性を下げられます。
  5. 尾ひれに近い部分を食べる場合…宿主が死ぬと、内臓から筋肉部分へ移動するのがアニサキスの生態なので、内臓部分から遠い尾ひれ付近は比較的安全と言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はアニサキスについて解説してみました。

ここで、これまでの内容をまとめてみましょう。

  1. アニサキスがいない魚の種類や特徴は養殖や淡水の魚。
  2. アニサキスがいる可能性が高い魚の種類は?ホンマグロやブリなど。
  3. アニサキスの見つけ方や食べる際の注意点はブラックライトを使うと簡単に見つけられる。
  4. アニサキスがいても食べられる魚の特徴はしっかり加熱や冷凍すると安心。

以上になります!

この記事で、読者のみなさんに魚に関する知識がついたならうれしいです!

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