魚を自分で捌けるようになりたいな~
子どもでもさばける魚って何だろう・・・
自分で魚を下せるようになれば、釣りが趣味な人はさらに楽しめるようになりますし、食事のバリエーションの幅も広がりますよね!
この記事では、これから魚の捌き方を覚えたいという人の為に、スーパーの鮮魚コーナーで10年以上魚を捌いている筆者が、初心者向けに解説しちゃいます!
今回紹介する内容はこちら!
- 初心者・子供でもさばきやすい魚は?
- 魚をさばく包丁のおすすめはこれ!
- 魚をさばく時に用意しておきたいものは?
- 魚をさばく練習の仕方は?コツってあるの?
ではさっそく見ていきましょう!
初心者・子供でもさばきやすい魚は?
魚の捌き方を覚えるために、どの魚で練習するかはとても重要なことです。
例えばイワシやチカ、ウナギ、タラなどの小さかったり下ろし方にテクニックが必要な魚は、捌き方の練習に適した魚とは言えないですよね。
それでは、一体どんな魚が捌き方の基礎を覚えるのに適しているのでしょうか?
筆者がおすすめする、初心者向けの魚は「さば」と「かれい」です。
筆者が「さば」と「かれい」を初心者向けにおすすな理由は
- お店で手に入りやすい。
- 食材としても一般的。
- さばは、二枚おろし、三枚おろし、輪切り、開きなど練習できるバリエーションが豊富。
- さばはほっけやアジなど捌き方が共通してる魚が多い。
- かれいは捌き方が非常に簡単。
- どちらもサイズも金額的にも気軽。
- 釣りなどで実践しやすい。
以上の理由で、さばやかれいは手に入りやすい魚のため、捌き方の基本を覚えるには最適なお魚です。
魚をさばく包丁のおすすめはこれ!
まず、魚を捌くのに一番大事なものは包丁と言っても過言ではありません。
そして、その中でも特に大事なのは「包丁の種類」です。
包丁はとても種類が多く、筆者も実際にお客さんから「この包丁って何に向いてるの?」と疑問をぶつけられた事も少なくありません。
この項目では、魚を捌くのに向いている包丁を紹介しながら、他にもどんな包丁が何に向いているか?を簡単に解説していきます!
和包丁
和包丁とは本来、鍛接や鍛造といった日本刀の技術を活かした製法で造られたもので、主に鋼を材料に作られていました。
現代では、材質にステンレスを使用しているものも多く、洋包丁と同様な方法で造られています。
種類が豊富で、紹介するもののほかにも、一般的ではないですがウナギ用包丁やそば切包丁、ハモ切包丁、ふぐ引包丁などもあります。
- 出刃包丁:主に魚を下すのに使われる。(特に 三枚下し)刃が厚くて、魚の骨を切る場合にも用いられる。
- 刺身包丁:柳刃包丁ともいわれる。 主に刺身を造るのに用いられ、刃が 細長く薄いので固いものを切るのには向かない。
洋包丁
洋包丁は、明治以降に西洋から入ってきた包丁で、ハガネ製とステンレス製 がありますが、家庭用の主な包丁はステンレス製です。
三徳包丁は日本で考案されたものなので、本来では洋包丁ではなく和包丁なのでは?と思われますが、包丁の使い方や製造の方法が洋包丁と同じなので、洋包丁という扱いになっています。
- 三徳包丁 :通称「万能包丁」菜切包丁と牛刀の特長を合わせた、名前の通り万能な包丁。
- 牛刀:大きく長い刃が特徴。 主に肉を切るのに使われるが 現在は一般的に使用されている。
以上の内容から、魚を下すのに大事な包丁は主に出刃包丁と刺身包丁(柳刃包丁)になります。
魚をさばく時に用意しておきたいものは?
魚を捌く時に必要なものは、包丁だけではありません!
基本的なものから、「こんなものまで!?」と知らない意外な道具もあるかもしれません。
「こんなものがあれば便利だよ」という一般家庭でも手に入れられる道具を簡単に紹介していきます!
- 出刃包丁:刃が厚いので、固い骨のある魚の頭も下ろしやすい。
- 刺身包丁:刺身を着るのに必須な薄い刃の包丁。
- 骨抜き:ニシンやイワシなど、骨の多い魚に必須。
- キッチンバサミ:魚の背びれや、小さめのアジなどの腹を捌くのに便利。
- ウロコ取り:タイや赤魚など、ウロコが大きかったり取れやすい魚に便利。ぬめり取りにも使える。
- 砥石など:包丁の切れ味が鈍いと、作業が捗らない。一般家庭なら砥石じゃなくて包丁研ぎ器・シャープナーで十分。
- まな板:ある程度の大きさの魚を捌きたいなら、なるべく大きめのまな板を用意したほうがいい。
- 金ダワシ:カレイやヒラメのウロコを取るとき包丁で落としにくいなら金ダワシを使う。
- ブラシ:開いた魚の腹を掃除するときに使う。掃除用のブラシや歯ブラシでもよい。「ささら」という道具でも可。
魚をさばく練習の仕方は?コツってあるの?
基本的に、魚の下ろし方で覚えておきたいのは、「二枚おろし」と「三枚おろし」です。
二枚おろしと三枚おろしがどんな状態なのか説明すると・・・
- 二枚おろし: 魚の半身の状態が二つになること。片方には背骨がついたままになっている。
- 三枚おろし: 二枚おろしで背骨がついている状態の半身から、背骨の部分を切り、魚の状態を「半身・骨・半身」の3パーツにすること。
そして、二枚おろしと三枚おろしのコツは、「骨に刃が当たってるのをしっかり確認し、骨から身を刃ではがすイメージ」でゆっくり、慎重に切ってみましょう。
慣れてくれば、刃が今どこをどのように進んでいるか感覚的につかめてくるようになります。
ただ、とにかく練習は必要です。
手ごろなサバやアジなどが売っていたらどんどんチャレンジしてみましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は魚を自分で捌けるようになりたい人に向けて解説してみました。
ここで、これまでの内容をまとめてみましょう。
- 初心者・子供でもさばきやすい魚はさばやアジ
- 魚をさばく包丁のおすすめは出刃包丁と柳葉包丁
- 魚をさばく時に用意しておきたいものは包丁やウロコ取り、毛抜きなど!
- 魚をさばく練習の仕方、コツは「骨に刃が当たってるのをしっかり確認し、骨から身を刃ではがすイメージ」
魚を捌くのは難しいので、何度も失敗があると思いますが、くじけず何度も練習して頑張りましょうね!