ゲーム実況者や配信者による6人組の2.5次元歌い手グループ、「AMPTAKxCOLORS(アンプタックカラーズ)」。人気が伸びている一方で、炎上騒動もたびたび起きているようですね。今回はアンプタックカラーズの炎上について、時系列で紹介していきます。アンプタックカラーズ炎上は、メンバーの誰かが不祥事を起こしたりスキャンダルをスクープされたりしたものではありません。しかし、それぞれのVtuberを応援するファンたちの心が刺激されたり、傷つけられたりしてきたようです。何があったのか、まとめてみたいと思います。
アンプタックカラーズはなぜ炎上した?
アンプタックカラーズ炎上騒動の中で、目立ったものは2件あります。1つは「武道館公演をすると発表した際に炎上」、もう1つは「メンバーのちぐささんがnoteを公開し、その内容が炎上」となっています。Vtuberの炎上など、2.5次元系は炎上に発展しやすい側面もあるとはいえ、これだけでは、なぜ炎上してしまったのか分かりませんね。ではアンプタックカラーズ炎上を時系列で見ていってみましょう。
アンプタックカラーズの炎上を時系列でまとめ
ここからはアンプタックカラーズ炎上を、時系列を追って紹介します。アンプタックカラーズ炎上をさかのぼると、何度か炎上していたことがあるようです。しかし、何かが起こって炎上したというよりは、グループ活動をする中で批判が高まったり、活躍が妬まれたりしたことで、小さな行動や発言が炎上につながるというケースもありました。アンプタックカラーズの炎上をご紹介するために、グループ結成時からの活動を時系列で振り返ります。
2022年10月・グループ結成
アンプタックカラーズは、2022年10月に結成されたグループです。もともとは個人で動画の投稿を行っていたゲーム実況者や配信者たちが、1つに集まったもの。「一緒に活動すればもっと多くの人に楽しいを届けることができるのでは」と考えて、アンプタックカラーズとして活動を開始したそうです。2022年12月には初のオリジナル曲を発表し、同月のうちにパシフィコ横浜国立大ホールで初のワンマンライブを開催。アンプタックカラーズの動画については、以下のリンクから確認できます。
2023年5月・ななもりプロデュース楽曲を配信
アンプタックカラーズは結成後、勢いが止まらずどんどん知名度を上げていきました。2023年5月にはテレビ朝日系列の番組『musicる TV』の5月度マンスリーアーティストとして、地上波に初出演しています。さらに2.5次元系男性ユニットの先駆け的存在「すとぷり」のメンバーかつリーダーである「ななもり。」さんプロデュースで、初の配信限定EPも配信しました。2023年8月にはグループ初のオフィシャルブックを発売し、2024年3月には初のシングルを発売しました。
2024年4月・STPRに所属
そんなアンプタックカラーズは、2024年4月に株式会社STPRに所属することとなりました。株式会社STPRはななもり。さんが、自身が率いる「すとぷり」およびそのメンバーの個人活動をサポートするために設立した会社。すとぷりだけでなく、他の2.5次元系ユニットの活動のサポートも行うようになりました。アンプタックカラーズもその中の一組となり、すとぷりの弟分的グループとなったのですね。
2024年5月5日・日本武道館ライブ開催を発表
そして2024年5月5日に、アンプタックカラーズが日本武道館ライブを開催することを発表したのです。開催日は8月1日で、ここまでの流れを見て分かる通り、結成からわずか1年10ヶ月で「日本武道館でのワンマンライブ」という偉業を成し遂げることになったのです!この記録は、歌い手グループでは史上最速なんですね。そして、アンプタックカラーズの炎上はこの日本武道館ライブ実現に関わっていました。
アンプタックカラーズ炎上その1:武道館ライブの開催
アンプタックカラーズは、グループ結成からこれまで不祥事を起こしたことはなく、メンバーのスキャンダルやトラブルなども報じられていません。それにもかかわらず炎上してしまった理由は、上記の経歴でご紹介した武道館ライブに関係していました。武道館ライブというのは、歌い手グループだけでなく音楽活動をするすべての人が目標にするライブの1つだと思います。そんな武道館でのワンマンライブを実現させたアンプタックカラーズに、どのような炎上要素があったのでしょうか。
記録を塗り替えられたグループのファンから避難の声
アンプタックカラーズが武道館ライブの記録を塗り替えたということは、それまで記録を持っていたグループが破られたということになります。2024年2月に人気歌い手グループ「いれいす(イレギュラーダイス)」が武道館公演を開催しており、これが結成3年4ヶ月4日という当時の最速記録でした。それを、アンプタックカラーズが大幅に塗り替えることになったため、いれいすのファンからすると面白くなかったのでしょう。
「事務所のおかげの人気」と非難
アンプタックカラーズは、武道館開催発表の直前にSTPRに所属しました。そのため「アンプタックカラーズの人気は事務所のおかげ」「武道館ライブ開催も事務所のおかげ」という声も多くあがりました。いれいすのファンが面白くなかったのは、このことも影響していたかもしれませんね。新しい事務所に所属してすぐに武道館ライブを開催できたとなれば、その事務所の力だと思ってしまうのも、無理はないでしょう。
炎上の根拠は事実なのか?
アンプタックカラーズの炎上には、武道館ライブを成功させたことで「事務所のおかげだ」と非難されたという背景があります。前述の通り、アンプタックカラーズは結成当初から高い人気を誇り、グループの力で多くのファンを獲得してきました。もちろん。武道館でライブを開催するという大きな取り組みは、事務所の力も影響していたでしょう。しかし、それも別に悪いことではありません。ただ、最速の偉業を成し遂げた点で、他のグループのファンの反感を買うような動きをしてしまっていたところは、多少なりともあったのかもしれませんね。
アンプタックカラーズ炎上その2:ちぐさくんのnote公開
武道館ライブも終わった2024年10月、メンバーのちぐさくんさんがアンプタックカラーズのリーダーに就任することになりました。その際、ちぐさくんさんが「不登校の僕が100万人を達成し、最高のグループのリーダーになるまで」というnoteを公開しました。noteには、これまでの自身の歩みや過去の苦境などが綴られていました。結果的にこのnoteが発端で、さらなる炎上が起きることとなってしまったのです。ここからは、ちぐさくんが明かし炎上の種となったnoteの内容を見ていきましょう。
前グループのメンバーに対する不満
ちぐさくんさんは、2019年12月25日に結成された男性歌い手グループ「ちょこらび」のメンバーとして活躍していました。しかしちぐさくんさんはそのメンバーの中で、1人先駆けて脱退していたのです。noteの中には、以下のことがしたためられていました。
- 当時、自身の配信の人気がなかったために他のメンバーから「閲覧の少ない配信はやめろ」と言われていたこと
- 「脱退させたい」と陰で言われているのを聞いたこと
- 自分以外のメンバーで楽しく遊んでいたと伝えられたこと
- 自分の存在を否定される言葉をぶつけられ自分の価値が分からなくなったこと
- メンタルを病み「配信ボタン」を押せなくなった
ちょこらびからの本当の脱退理由を暴露
ちぐさくんはnoteの中で、ちょこらびから脱退した本当の理由についても語りました。ちょこらびから脱退したのは「個人活動への専念」とされていましたが、実際にはメンタルを病んだことや「居場所がなかった」という理由があったそうです。特にポケカメンさんへの不満が多く、また双方をそれぞれ擁護するVtuberたちにも飛び火があったようです。たとえば、ちぐさくんを擁護したそうまさんに対してはポケカメンさんから批判的な声があり、ポケカメンさんの意見に賛同するVtuberもいたりしました。
当時のメンバーから反論が
ちぐさくんがnoteを公開した後、ちょこらびのメンバーのポケカメンさんが、SNSで反論しました。
ポケカメンさんは、ちぐさくんが挙げたメンバーへの不満について言及。ちぐさくんの配信に対し「やめろ」と言ったのは、あくまでアドバイスをしただけであり活動内容を否定したことはなかったのだそうです。むしろ個人活動に協力していて、脱退させたいとも言ったことはないとか。それどころか、東京で頑張るためにちぐさくんさんを自身の家に1ヶ月泊めていたことも明かしたのです。
黙っていられず真っ向勝負に
ポケカメンさんによれば、ちょこらびのメンバーたちはずっとちぐさくんさんをサポートしていました。それにもかかわらず、ちぐさくんさんは自身のzeppツアー開催が決まった矢先に、ちょこらびからの脱退を申し出ていたそうなんです。ちぐさくんは「ポケカメンさんのせいで適応障害になった」「何か言うなら他のメンバーのことも暴露する」とポケカメンさんを脅したそうですが、ポケカメンさんは納得がいかず、反論に踏み切ったのです。
結局どうなった?
ちぐさくんさんとポケカメンさんの言い分は真っ向から食い違っており、どちらが正しいのかは今も分かっていません。炎上しているようすを見ると、2人をはじめとするちょこらびのメンバーたちは、自分たちでしっかりと話し合うことができていなかったのでしょう。もっとも、話し合う時間もないままちぐさくんが脱退を申し出て、あれよあれよと姿を消してしまったという可能性もあります。グループ活動をする上では、このような争いにならないよう、メンバー同士が信頼し合って話し合いをすることが大切ですね。
双方のファンの声は?
ファンの声の中には、グループのリーダーとなったタイミングだったにもかかわらず、noteの内容がグループの未来や意気込みに関するものではなく、自分の話ばかりに終始していたことを疑問視するものがありました。また、過去のもめごとをわざわざ公にせず、当事者同士で解決するべきだったのではないかというものも。
ちぐさくんさんのファンの間でも、肯定一色とはならなかったのです。当然ポケカメンさんのファンからしても納得はいきませんし、炎上騒動になってしまったのも無理はありませんね。
最後に
今回は、アンプタックカラーズの炎上について紹介しました。これまでに2回アンプタックカラーズは炎上しています。タレント同士のもめごとが起こると、外からではどちらの言い分が正しいのか分からず、困ってしまいますよね。「当事者同士で決着をつけて!」とファンが言いたくなるのも当然かもしれません。ファンが応援したいのは、あくまでグループ活動や個人活動です。ケンカをしているメンバーの肩を持ちたいとか、解決に導いてあげたくてファンをしている人は少数派でしょう。今後も、華やかな活動を見せてほしいですね。


